今回は、月曜日の季節体験の日に取り組んだ、高野豆腐の感覚遊びについてご紹介します。
この日は、「かんじる」ことを大切に活動を行っています。まずは、かたい高野豆腐を触ってみることから始めました。手で割ってみようとする子・二つ手に持ち“コツッ”と音を鳴らしてみる子・削ってたくさん粉を出していた子とそれぞれに、感覚を楽しんでいきました。「どうやったら柔らかくなるかな…?」と職員がお水に浸して柔らかくなるのを実際に行うと、じっとバットの中の高野豆腐の様子を観察していました。はじめに比べて柔らかくなった物を触ってみると「すごい!」「柔らかい!」といった言葉が飛び出してきました。手でちぎれるようになると、半分にしたり・細かくちぎってからまとめて握ったり…と遊んでいました。もっと柔らかくしようとお水に浸してみたりと工夫する様子も見られました。
たくさん遊んだ後は食紅で色付けた水を使って遊びました。瓶の中から取り出してみると赤・黄・青・緑に染まった高野豆腐が出てきて、こどもたちはとても嬉しそうでした。ぎゅっと握ると色が抜けてしまい元通りになってしまい、「あれ?」「なんで?」と不思議そうな表情も見られました。
たくさん遊んだ次の週には高野豆腐を食べました。お出汁で少しずつ膨らんでいく高野豆腐を見て、食べることを楽しみにしていました。温かく、優しい味の高野豆腐はとてもおいしかったようで、たくさん食べていました。
手先を使って柔らかさを感じ、食べることでも感じるといった体験ができたのではないかと思います。