道中は電車に乗って向かいました。たんぽぽやご家族とのお出かけ等で何度も経験を重ねたこどもたちは、券売機の使い方や、切符を財布にいれてなくさないようにすること、電車でのマナー等が少しずつ身についてきました。また、高学年の子が年下の子に、切符の買い方や改札機の通し方等を教えてあげる場面もあり、こどもたち同士の関わり合いの中での成長も見られました。
大阪市立科学館は、「宇宙とエネルギー」をテーマとした、科学の不思議が体験できる場所です。自転車を漕いで発電するコーナーや、透明で中のしくみが見えるピアノ、大きな万華鏡等、身体が太くなったり細くなったりする鏡等、身近にある科学が展示してあり、こどもたちの興味を引きました。「これはなんだろう」「あれはどうなっているんだろう」という様子が見られ、ひとりひとり関心のあるものを探しては、見たり触ったり考えたりして過ごしました。
30分程の「サイエンスショー」にも参加し、ブーメランの実験をみんなで見ました。ブーメランの飛ばし方や作り方、風の力について、扇風機を使用して分かりやすく教えていただき、興味を持って見ることができました。また、スタッフの方からの問いかけに答えたり、3択のクイズで手を挙げたりと積極的にショーに参加する姿も見られました。
発見したりや驚いたりしたときに、目が合ったり、「先生見て!」と呼んでくれたり、お友だちと「これすごいね」と声を掛け合ったりする場面もあり、人と気持ちを共有することのできる時間となっているのは、小集団でのお出かけの魅力のひとつなのではないかと思います。